お湯が出ない [リフォーム]
足掛け20年のお得意様である鷺沼のY様。
少し上ずった声で「お湯が出なくなった」とご連絡いただいたのが、先週水曜日の夜半でした。
どのご家庭にも起こり得る、給湯器の故障です。
またY様宅は、東京ガスのTESという温水システムを採用されており、若干複雑です。
18年経っていて、長持ちして良かったとも言えるのですが、壊れる前に、お取替え出来るケースは、むしろなかなかありません。
翌日、幾つかの選択肢を同時並行であたりました。
先ず順当に、東京ガス ライフバルです。
10日後の施工で、東京ガス オリジナル品使用で、材工40万円。
次にここのところ勢いのある、ネット専門業者さん。
そんな中、工務店発注も請てくださるH社さんと縁がありました。
東京ガスのオリジナル品をOEMで製造もしているリンナイさんの同等品使用で、4日後の施工で材工25万円。
Y様に確認して、早く施工出来るH社に発注。
本日完了しました。
しかし、一つだけ、完璧と呼べない事象が発覚。
PS内の配管に義務付けられている、耐火被覆の保温巻きに際し、耐火材を使われていませんでした。
厳密に言えば違法ですが、その事がお客様に与える実損害は、限りなく少ないものです。
明日以降の対応をお願いして、支払いを済ませ、今日はお引き取り願いました。
Y様曰く
お金云々ではなく、きっちりとした仕事をしてもらいたい。もし今回の商品が、10年以内に壊れたりしたら、次回は東京ガス製のものにします。ブランドに対する信頼が強い。
私曰く
しかし、交換も、故障対応のスピードも、むしろ東京ガスの方が遅いです。
同じ製造ラインで作られていて、商品の信頼性は、五分五分です。
今回は完全な仕事とは言えませんが、値段の差も加味すると、どちらが良いか、一概に申し上げられません。
工務店としては、時代の流れに逆らうことなく、ネット業者さんと、上手く付き合って参ろうと思います。ただし、完全な仕事は要求します。
ただ、お客様に選んで頂くことは、単純ではないと、改めて心に刻みました。
予算、人柄、信頼性、ブランド…
Y様曰く
要するに気分よね
理由なんてない
予算も関係ない
2016-06-19 17:24
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